■資格の種類
公的資格
※簿記検定試験は、「商工会議所法」という法律に基づいて、統一の基準により、全国で施行されている「公的試験」です。
ビジネス実務に直結する技能を重視し、企業が必要とする人材の育成を目的に、企業規模や業種・業態などに関係なく、必要とする知識・スキルの習得をめざす内容になっています。
■資格の概要
簿記検定試験は、日本商工会議所が各地の商工会議所と共催して行う簿記の格付けを目的とした試験です。
日本商工会議所主催だけに企業の評価は高いです。
公認会計士や税理士などの国家資格をめざす方や、他の資格と組み合わせてキャリアアップを考えている方にも必須の資格といえます。
簿記検定は1級~4級まであります。各級のレベルはこちらになります。
■1級(大学程度)
税理士や公認会計士などの国家試験の登竜門。
大学で学ぶ程度の商業簿記、工業簿記、原価計算、会計学のほか、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解している。
■2級(高校程度)
高校程度の商業簿記、工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得している。
■3級(初歩)
基礎的な商業簿記、原理、記帳、決算などに関する初歩的な実務を理解している。
■4級(入門)
勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解している。
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■取得方法
日本商工会議所主催の簿記検定試験に合格すれば資格取得できます。
簿記検定試験は、簿記入門レベルの4級から、大企業での会計指導能力レベルの1級まであり、多少の簿記の心得がある人は3級からめざすのが一般的です。
■受験資格
学歴、年齢、性別、国籍は一切問いません。誰でも受験することができます。
■試験内容
■1級
[試験科目] 商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算
[制限時間] 3時間
[合格基準] 70%以上。ただし1科目ごとの得点は40%以上
※合格者は税理士試験の受験資格が与えられます。
■2級
[試験科目] 商業簿記、工業簿記
[制限時間] 2時間
[合格基準] 70%以上
■3級
[試験科目] 商業簿記
[制限時間] 2時間
[合格基準] 70%以上
■4級
[試験科目] 商業簿記
[制限時間] 1時間30分
[合格基準] 70%以上
※会計基準および法令は毎年度4月1日現在施行されているものに準拠する。
■試験日
6月第2日曜日、11月第3日曜日、2月第4日曜日(1級を除く)
平成21年度簿記検定試験
・第122回(1級~4級):平成21年 6月14日(日)
・第123回(1級~4級):平成21年11月15日(日)
・第124回(2級~4級):平成22年 2月28日(日)
平成22年度簿記検定試験
・第125回(1級~4級):平成22年 6月13日(日)
・第126回(1級~4級):平成22年11月21日(日)
・第127回(2級~4級):平成23年 2月27日(日)
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■受験地
全国各地の商工会議所が指定する会場
■受験料
・1級:7,500円
・2級:4,500円
・3級:2,500円
・4級:1,600円
■合格率
■1級 ※第121回は実施なし
・ 9.3%(第120回:実受験者数 15,889人、合格者数 1,479人)
・10.2%(第122回:実受験者数 14,339人、合格者数 1,464人)
・ 9.2%(第123回:実受験者数 16,568人、合格者数 1,518人)
■2級
・43.1%(第121回:実受験者数 60,475人、合格者数 26,053人)
・25.5%(第122回:実受験者数 57,616人、合格者数 14,700人)
・38.4%(第123回:実受験者数 74,371人、合格者数 28,585人)
■3級
・56.5%(第121回:実受験者数 93,453人、合格者数 52,779人)
・41.2%(第122回:実受験者数 107,000人、合格者数 44,087人)
・49.6%(第123回:実受験者数 108,429人、合格者数 53,727人)
■4級
・39.1%(第121回:実受験者数 831人、合格者数 325人)
・37.3%(第122回:実受験者数 1,114人、合格者数 415人)
・21.2%(第123回:実受験者数 764人、合格者数 162人)
※これまでの試験の簿記検定 合格率はこちらから
■学習方法
民間のスクール・通信教育の講座で学びます。
■講座・スクール情報
簿記検定 講座の詳細はこちらから
■お問合わせ先
日本商工会議所・各地商工会議所
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-3 NBF須田町ヴェルデビル9F
TEL:03-5777-8600(検定情報ダイヤル)
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